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「受けを困らせたくないから告白しない」攻めと「攻めを好きなことを認めたくない」受けを「相手の好きなところを10個言わないと出られない部屋」に入れたときの翠。
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真っ白な雪のように清廉で気高いアナベルに憧れた。だからこそ、それを滅茶苦茶にしたらどうなってしまうのか興味があった。

昏い衝動は日に日にアナベルを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
よろけた体を装いアナベルを押し倒す。都合良く組み敷きながら反応を窺うと、気付かないどころか「大丈夫?」とまで聞いてくるので、強引に唇を奪った。「んふ……っ」指を絡め、舌も絡み、互いの唾液が糸を引いて離れると、アナベルは上気した顔を呆然とさせている。「……っ、あっ、やめっ」首から胸元を舌がなぞり、足が股を割った頃に抵抗があったがもう遅い。「やめ、て……」あとは喰われるだけと言わんばかりに乱れた姿がそこにあった。
解き放たれた欲望と衝動のままに、アナベルを犯そう。隆起する肉棒を前に、アナベルが息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのはアナベルなのだ。

くの字にした両足を大きく開き腰を浮かせると、重心をかけて一息に貫く。「……っ、あ……ぁ!」そうして何度も引き抜いては最奥へと抽挿を繰り返していると、アナベルの両腕がするりと首へ回った。「ぉく、あたっ……ゆっくりぃ……」快楽の奔流に耐えきれないといった様子で蕩けた声が言うので、速度を落としてやればこちらの腰の動きに合わせてアナベルの腰も動きだす。突かれるたびにきゅうと中が締まることに気付いているのかいないのか、アナベルは蕩けた声を出しながら腰を揺らし続けた。
こうしてアナベルを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

既に窓の外は明るく、互いの呼吸からこの凌辱にも終わりが近づいているのがわかる。「……もっとぉ」安堵の意識から紡がれた言葉に、アナベルは我に返った。凌辱されているのにもっと、とはどういうことだ。こうなることを望んでいた? 戸惑うアナベルを容赦なく肉棒が貫き、思考を停止させる。「あっ、ゃあっ」望み通り絶え間なく与えられる快楽に、アナベルは何を考えていたのか忘れ、濁流のように押し寄せるそれを受け入れ続けた。
それがこの日々の始まりだった。

「はっ、あっ……」秘所を隠さない下着姿のアナベルが震える指で蜜壺を拡げ、腰を落とす。ゆっくりと肉棒を呑み込み、ぎこちなく腰を動かし始めたが、拙い上にじれったい。「……ん、は、あ、あぁ」動きを体に刻むため腰を掴んで引き下ろし、一気に最奥まで突き上げた。「ひぁっ、ぁ、んあ、あっ」快楽に蕩けた顔をしながらも、蜜壺は肉棒を締め付けて離さない。「お、くっ……もっ……いりぐっ、こすっれ、あっ……はっ、ん、ふっ」騎乗位を仕込むにはどちらも短気すぎる、嬌声をあげる肢体を突き上げればすぐに達した。
「っは、あぁ……きもちいい……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、拒絶の色はどこにもない。アナベルが快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。

「んっ、あぁ♡」気付けば指が絡み合うことが増えた。毎日潰れるまで犯しているというのに、そこだけは恋人にように優しく絡み、温かな熱を交換しあっている。だが別に嫌ではない。だから互いに解かないし、離れない。「も、だめっ……♡」アナベルが達することを伝えるように握り合う。調教と開発しきった体の快楽は反射にも似ている。だが、この指だけは今のありようを映す鏡のように素直だった。

あの影の死角なら対面で激しく交わってもばれることはない。この香りは情交の跡をかき消してくれる。この服はここを開けばすぐに肌だ。ーー日常が、そのすべてが、行為に繋がっていく。こんな考え方はおかしいのかもしれないが、もうそうなってしまったのだから仕方ない。体も、心も、求めて欲して、そして望めば望んだ分だけ返してもらえるのだから。「あっ♡」名前を呼ばれた。満たしてもらえる。なら、すべて捧げてしまっていいのだ。
「あた、ってるぅ……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、アナベルの本心から零れた言葉だった。
アナベルが身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳、すべてが表していた。

「ひぅっ♡♡♡りょうほう、っ……きもち、いぃのぉ……♡」肉棒と舌で蜜壺と乳首を同時に犯されながらアナベルが喘ぐ。特別な体位でもなく、数え切れないほど犯したことのある体位なのに、まるで初めての快楽のような悦びようだ。「また、ィっちゃ……♡」肉棒が震え、吐精が近いことを悟ると、アナベルは無意識に腰を揺すって奥で受け入れる体勢を作る。吐精とともに達しながら、次を求めて恍惚の表情を浮かべるアナベルの体は、熟成された美しさを描いていた。
下腹を押されると、蜜壺と後孔を問わずに、白濁液がごぽっと溢れ出す。「あっ、でちゃっ♡あっ、ぃやぁ♡」それすらも感じながら、アナベルは二つの孔を手で押さえるが、尚も下腹を押されたため排出は止まらない。「はっ♡あぁ、あぁぁ♡♡♡」ごぷごぷと零す感覚だけで達した体を抱くと、アナベルは見せつけるように股を開いた。「……また、ちょう、だ、あっ♡あぁあ♡♡♡」自分は常に犯されていなければならない性の獣だ。白濁液で満たされてこそ犯された証となる。快楽のるつぼに呑み込まれながらアナベルは再び満たしてもらうため、淫らに腰を振り続けた。

朝。ベッドの上で組み敷かれたアナベルが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「こんなの、しらなかった……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、アナベルと愛しく淫らな時間を過ごそう。
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アナベルのタイトルは『君と僕の最適解』
煽り文は『その瞳は正直だね』です
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冷水を浴びせられ  弱っていく シンスは かわいそうで かわいい
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