森林

マークトウェインが目を覚ますとテーブルに鎖で拘束されていた。

｢おはよう、マークトウェイン。今日は君の穴に何を挿れようか？｣
白衣を着た研究員たちが、卑猥な道具類を並べていくのが見える。

──本日ノ挿入物──
・極太ローター
・棒付キャンディ×10本
・十手
・ウィンナー×10本
・サイリウム

──以上ノ5点デス。

システムの無機質な音声が、今日マークトウェインの尻穴を犯す道具を読み上げていく。

──本日ノ挿入時間ハ、1アイテム2時間デス。

｢今日も頑張ろうね｣
マークトウェインの尻穴に催淫剤入りローションが注入され、選ばれた道具が強引に抽挿される。

｢こ、こんァ゛…ッ♥♥♥ ふ──ッ、ふ──ッ…ッぐ♥♥ うう゛ッ♥♥ ッふ──ッ…♥♥♥ く、クソッ…♥ やめろッ…ひッ♥ う゛♥♥♥ ア゛ッ♥♥ やめろぉ…ッ♥♥ あ゛ッ♥♥♥ ぐ、ぎ…ッ！♥ ッ…こんなッ、こと♥ して、いいと…でも…！っあ♥♥♥｣

｢ぶっといの美味しそうに飲み込むなぁ｣
｢ほら、もっとカメラの方にお尻を向けて｣
｢失神しても終わらないよ｣

「──……ッッ♥♥♥ ああぁああ……♥♥♥ はぁ……♥ はぁ……♥♥ あ゛っ、あ、お、ひっ♥♥ ──ッお゛……♥♥ んぎッ♥♥ おっ♥♥ ぉお゛♥♥ ……ぃぎッ♥♥ ひぃい♥♥ ぁ゛あ……ッ♥ あ゛っ♥ あ゛っっ♥♥」

── 本日ノ実験終了──
▼肛門拡張率:昨日比 177％
▼精i液放出率:昨日比 64％
▼尻穴ノ感度:昨日比 412％

さて、明日は何を挿れようか。

　どこからか漂う甘い匂いに誘われるようにして廃屋に迷い込んだマークトウェインは暗く湿っぽい場所で気が付いた。

太くグロテスクな触手に拘束されていることに気が付き、震えるマークトウェイン。

　怯えるマークトウェインをいたわるように触手は優しく頬を撫でたり胸や首筋、腹や太腿をねっとりと這い回り、微かな悲鳴はやがて甘い声色へと変わっていきます。優しくじっくりと全身を愛撫され、異常な状況でありながら少なからず劣情が湧き立ってしまうも、敏感な場所に明確な刺激は与えられず、もどかしさに身を捩ります。
　その仕草は品定め、どうやらお眼鏡に適ったようです。気付けば優しく絡み付く触手は数を増しており、粘液が淫靡な音を立て始め、刺激を望んでしまった場所を触手が弄り始めます。思わず身体が跳ねたマークトウェインの勃ち上がるそれらの先端へ絡みつき下品な音を立てて舐め上げ、火照った身体が仰け反りぬめる触手の感触にゾクゾクと背筋が粟立ち、強烈な快楽から逃れられません。触手たちはそんなマークトウェインを更なる坩堝へと導きます。

　気を失っていたマークトウェインは、粘液まみれで乱れた自分の姿に失神する以前の事を思い出し、腹や尻に手を当てます。胎内の違和感とひりつく喉や尻穴に夢ではなかったことを実感し、堪らず中に出された汚濁を無我夢中で外へ出します。しかしその様子に気付いた触手は怒ったようにマークトウェインを打ち、首を絞めつけ再び全身を拘束しました。
先程よりも格段に太く筋張った触手が無慈悲に突っ込まれ強引なピストンに苦しみ泣き叫びながら許しを請いますが聞き入れられることはなく、再び膨れるほど腹いっぱいに種付けをされてしまいます。

これから一生触手のおもちゃとして弄ばれ続けるようです。



……気が付くと、暗い檻の中でした。あたりに触手たちは居ません。檻の向こうに人影がぼんやりと見えます。
ぼんやりとした頭を醒ますように痛みが過ります。孕んでいる触手が生まれるようです。産気付き悶えるマークトウェインを巨大な蛙がじっと見つめています。餌を認識した蛙は舌でマークトウェインを絡め取り頬張りました。もがいている様子が口の膨らみからよくわかりますが、その膨らみはやがて喉へと下っていき、腹の中に収まります。何が起こったのか理解できないままマークトウェインはぬめる胃の中で触手を産み落としました。産まれた触手は親を求めて絡み付き、本能のまま欲しいようにマークトウェインを貪ります。

可哀想に、マークトウェインは狭い胃袋の中で最期の最期まで弄ばれ続けるのでした。